ノキア、Symbian買収で、iPhoneやAndroid対抗の新プラットフォーム普及を視野に:モバイルチャンネル – CNET Japan、NokiaがSymbian OSをオープンソース化–モバイルLinuxに与える影響:モバイルチャンネル – CNET Japanによると、NokiaがSymbianを買収し、Symbian OSをEclipseライセンスでオープンソース化するそうだ。
こんなことしてNokiaに何のメリットがあるのだろうか?ちょっとよくわからないので考察してみる。
単純に考えると、年間4億台以上売り上げている圧倒的なトップメーカーを差し置いて、たかだか400万台しか売れてないiPhoneや、実機すらないAndroidに世間の話題を持って行かれっぱなしなのが気に入らない。そこでかねてから進めていたSymbian社買収のタイミングで存在をアピールしたかっただけなのでは無いか?と思う。
そこに利害の一致した各キャリア、メーカーが乗っかった形か。
その一方、別の記事でTechCrunch Japanese アーカイブ >> 携帯キャリア各社がAndroid携帯の発売を延期というのがあった。そりゃそうだ、携帯キャリアは出来ればAndroid携帯なんか出したくないのだ。
前回”携帯電話業界の行く末“で書いたように、これから携帯電話キャリアは土管屋になっていく。
土管屋のビジネスでは売り上げは単純に加入者数×単価にしかならないので、勝ち組のキャリアほど加入者数の維持が命題である。
勝ち組キャリアは出来れば何もせずに加入者数をキープしたい。しかし2位以降のチャレンジャーはどんな手を使ってでも加入者を増やさなければならない。土管屋になる日は近いのである。
当然iPhoneは欲しいし、Androidも押さえなければならない。
問題は、iPhoneを導入したらJobsにケツの毛まで抜かれてしまうことだ。
Androidも諸刃の剣で、高機能携帯電話の廉価化の代わりにGoogleアプリケーションを目立つところに載せなければならない。入れてしまったら内側から開門される。まさにトロイの木馬である。
どのみち土管屋への道は加速される。でも手を出すしかない。
本題に戻る。
ここで、この2種類のニュースが同時に報じられた背景を邪推してみよう。
日本の携帯市場は飽和して新規加入はこれ以上望めず、1円携帯を可能にしてきた端末報奨金が打ち切られた。既にハードウェア製造から降りた携帯電話メーカーもいる。この先メーカーが生き残るためには、安くて高品質高機能の携帯電話を作るか、iPhoneのように高付加価値な携帯電話を作るかの2沢になっていくだろう。どちらにせよ今のメーカーの数は多すぎる。一方キャリアにとっては携帯電話メーカーがいなくなったら困る。例えばDoCoMoは渋々獲らざるを得ないAndroidではあったが、開き直ったのかAndroidの採用によってメーカー負担の軽減を図った。
そこでSymbian OSのオープンソース化である。
こうなると話は若干変わってくる。Androidと同じ効果を持ててなおかつ土管屋への道が減速される可能性があるのだ。
AndroidとSymbian OSの最大の違いは何か、それはAndroidには思想があるが、Symbian OSにはそれがないということだ。思想とはオープン化(=携帯電話キャリア土管屋への道)のことである。
Androidを使うならGoogleも受け入れなければならない。しかしSymbian OSなら既存の独裁国家の形式を保てる。もしうまいことNokiaがSymbian OSのイメージアップ(オープンソース等のイメージ戦略)に成功すれば、Androidと同様にメーカーの負担を軽減できる。どのみち一般人に対するイメージはAndroidもSymbian OSも大差無い。親のネームバリューで言えば、逆にGoogleよりもNokiaの方が上ではなかろうか。
Nokiaとしては広告効果大で有利に商圏を拡大できる。キャリアにとっては独裁国家をもうちょっとだけ長く維持できる。利害は一致した。Android携帯電話機デビュー延期の件、Nokiaが裏でキャリアに手を回したのではないだろうか?
非常に怪しい(笑)
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